胸の脂肪が落ちない原因と正しい対処法

胸の膨らみがあるせいで「Tシャツを着ても胸が目立つ」「プールや温泉で人目が気になる」「ダイエットしたが思ったように胸が痩せない」、そんな経験ありませんか?

夏にT-シャツ1枚で人目を気にせずにすごしたい、温泉やプールに人目を気にせずに入りたい、そう考えているあなたにぜひ読んでいただきたいと思いこの記事を書きました。

 

まずは部分痩せではなく全身痩せを!

なんだ、そんなことか・・・と思われたでしょう。

しかし、非常に大切な考え方なのです。

体の部分痩せは狙ってできるものではありません。

そもそも皮下脂肪は余ったエネルギーを体に貯蔵するためにあります。
消費エネルギー>食事で摂取するエネルギー
となって初めて貯めてあった脂肪のエネルギーを使おう!と体が反応します。

部分的に運動負荷をかけたり、強めのマッサージ位では脂肪はビクともしません。
くれぐれも腕立て伏せや胸のダンベル運動だけで部分痩せを狙わないでください。

全体的にぽっちゃりさんなのに腹筋だけ割れている人に出会ったことがありますか?

あなたがやや太り気味で胸の膨らみが脂肪によるものかもしれないと思った場合は、まず運動と食事コントロールで全身の皮下脂肪を落としください。

それが一番の近道です。

全身痩せのためには、30分以上の有酸素運動(ジョギングや水泳など)と腹八分の食事コントロールをしてください。
もちろん、無酸素運動(筋トレや短距離ダッシュなど)も取り入れるとさらに効果的です。

ここで大切なのは、必ず運動を入れることを忘れないでください。
運動を入れないで食事制限だけで痩せていく場合、脂肪だけでなく筋肉も痩せてしまいます。
筋肉は運動していない時でもカロリーを消費しますので、筋肉は落とさず(どちらかというと筋肉は増えた方が良いです)に皮下脂肪だけを落としていくことが大切です。
筋肉が減ってしまうと1日に体が消費するカロリーが減ってしまいますので、長期的にはかえって太りやすい体質になります。

ダイエットに成功して胸も痩せられたら問題はこれで解決です。

残念ながらそれでも胸だけ痩せなかった場合は次のステップに移ります。

 

胸だけが痩せない場合は女性化乳房の疑いあり

ダイエットに成功して全体的に痩せた!

でも胸だけなぜか痩せていない・・・
実は意外と胸だけが痩せないケースはあります。
この場合は脂肪以外の原因を考えなければなりません。

女性化乳房、すなわち乳腺が存在する可能性があります。

乳腺は皮下脂肪と違い運動や食事制限で小さくなりません。

ちなみに、女性がダイエットで胸が小さくなるのは胸の皮下脂肪が減るからであって、乳腺が小さくなっているわけではありません。

ダイエットしたけど胸だけどうしても痩せないという場合のほとんどは乳腺が存在するといっても良いくらいです。

※ここでいう乳腺はいわゆる女性と同じ乳腺ばかりではありません。女性化乳房の乳腺は女性のように発達した乳腺もありますし、退縮して線維状の組織に置き換わっているものもあります。ここではそれら全てを含めて乳腺と表現しています。

単なる皮下脂肪かそれ以外の組織があるかは超音波検査などの画像検査で簡単に分かりますので、女性化乳房を診察可能な形成外科、乳腺外科を受診してください。

乳腺の有無を確認せずに「自分は胸の脂肪だけがおちない!」と決め込んで脂肪吸引を選択しないようにしてください。

乳腺や線維組織多い胸の脂肪吸引を行っても思ったほど効果が出ません。
下手をすると乳腺周囲の皮下脂肪だけが減ってしまい、かえって乳輪を中心とした乳腺による膨らみが目立ってしまうこともあります。

結果的に脂肪吸引が適応になることもあるかもしれませんが、まずは形成外科、乳腺外科で乳腺の有無を確認してください。

 

女性化乳房は手術で改善

乳腺の存在が確認されれば、外科的に乳腺を切除することで胸だけ痩せないという悩みは解消します。

全身の皮下脂肪が平均もしくは平均以下の方はほとんどが手術だけで平らな胸になります。


しかし、もともと太っている方は手術で胸だけ痩せ型の方と同じにするわけにはいきません。
なぜなら、外科的に胸だけを痩せさせても体型全体から見れば違和感が強くなりますし、急激な変化は皮膚の収縮が追いつきませんので、しわやたるみの原因になります。

もともと太っている方は乳腺を除去することで、胸の極端な膨らみが改善し、あなた本来の胸になると考えてください。
そして乳腺が無くなれば、運動と食事コントロールによる全身痩せを行うことで健康的で自然な体型を獲得できます。

 

代表事例

ダイエットをしても胸の膨らみだけが改善しないとのことで受診されました。

お腹などに皮下脂肪の沈着を認めますが、胸は超音波検査で皮下脂肪の沈着と乳腺の存在を認めました。

このようなケースではダイエットのみでは症状の改善が見込めませんので、乳腺切除と脂肪吸引を行いました。

術後3か月の状態てす。

まだ術後3か月ですので、多少の硬さなどが残っていますが、この状態がこの方の本来の胸の形だと言って良いでしょう。

先に述べましたように、胸だけ極端に痩せすぎてもかえって不自然ですので、皮下脂肪はある程度あえて残しています。

この胸の形がお腹周り等周囲の状態とバランスが取れている体型と言えます。
ここから運動とカロリーコントロールによる全身痩せを行うとことでより自然な感じで胸が更に平坦化します。

 

まとめ

胸の脂肪を落とすにはまず全身の脂肪を落としましょう。
その際、食事量を減らすだけではなく、運動もして筋肉量を落とさないことが大切です。

全身の脂肪が落ちても胸だけ痩せない場合は女性化乳房の可能性を考え、形成外科、乳腺外科を受診してください。

女性化乳房は乳腺の除去手術で改善可能です。

当院で施術した実例集をご覧ください

実際にどのような感じになるのか想像することは難しいと思います。当院で施術した様々なケースについて解説していますので、参考にしてください。